2013年7月18日木曜日

憲法9条改悪を許すかどうかの分かれ道

 参議院選挙の終盤になって、安倍首相が憲法9条改定を明言しました。去年の総選挙で自民党は、衆議院の安定過半数とされる269議席を超える294議席を獲得し、憲法改悪の野望をあらわにしています。
 まやかしの景気対策(アベノミクス)で支持率を上げてきた安倍内閣は、この参議院選挙で衆参のねじれを解消して、どんな悪法でも成立させることができる独裁政治の道を進もうとしています。
 多くの識者や弁護士が自民党の「憲法改正草案」の危険性を指摘し、警鐘を鳴らしています。しかし、それをせせら笑うように、自民党の石破幹事長は、4月21日放映の「週刊BS-TBS報道部」のなかで、国防軍になると出動命令に従わなければ、「その国における最高刑に死刑がある国なら死刑。無期懲役なら無期懲役。懲役300年なら懲役300年。そんな目に遭うぐらいなら、出動命令に従おうっていう」こうした重罰を科すために審判所(軍法会議)は必要で、それは「公開の法廷ではない」と述べました。
 このような軍事国家づくりを許すことはできません。参議院選挙では、憲法を守り生かす政党の候補者に大切な一票を投じなければいけないと思います。
 私が注目しているのは、日本共産党と東京選挙区の吉良よし子さんです。
 吉良さんと若手弁護士による憲法トーク集会の動画は、たいへん憲法の勉強になります。多くの人にみてもらいたいです。