2013年6月19日水曜日

国民平和大行進への稲嶺名護市長からのメッセージ

 2013年原水爆禁止国民平和大行進の沖縄-長崎コースが、6月16日、名護市辺野古海岸を出発しました。「平和行進活動交流ニュース」でそのことを知りました。
 沖縄には、住宅密集地の中心部に滑走路をもち、住民にとって非常に危険な米軍普天間基地があり、基地の早期無条件撤去が求められていますが、日米両政府は、ジュゴンが棲む美しい海に続く辺野古に新たな基地を造ることを強引に推し進めようとしています。オスプレイの配備と飛行訓練も、沖縄県民の強い反対をよそに強行されました。
 毎年世界から多くのNGOや政府の代表が参加する原水爆禁止世界大会に向けて行われる国民平和大行進の沖縄-長崎コースが、辺野古海岸から出発したことは、米軍基地撤去と核兵器廃絶の世論をさらに大きく広げていく力になると私は思いました。名護市の稲嶺市長から寄せられたメッセージでも、そのことを意義深く感じていると述べています。
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◆稲嶺進名護市長からメッセージ
 この度は、核兵器廃絶国民平和行進の開催にあたり、貴実行委員会をはじめ、ご参集されました多くの平和を愛する皆様に、ご挨拶を申し上げます。
 一昨年の東日本大震災以後、「核」を利用することに伴う「核」の危険性に対する国民の声は、ますます強く厳しいものとなっております。その中でも核を軍事目的として利用する核兵器は、あってはならないものであります。その思いから、本市では、一昨年、広島市と長崎市が主宰している平和市長会議へ加盟いたしました。平和市長会議は、2020 年までに核兵器の廃絶を目標とし、「2020 ビジョン(核兵器廃絶のための緊急行動)」の展開や被爆の実相を伝える活動などに取り組んでおり、本市も核兵器の廃絶を目指し、北東アジア非核兵器地帯を求める国際署名へ賛同したところであります。
 本日の核兵器廃絶国民平和行進も今年で56 回目を迎えると伺っておりますが、今年の平和行進も、核兵器のない平和な世界への思いを胸に一歩一歩、頑張っていただきたいと思います。
 私は、普天間飛行場移設問題に関しまして、「辺野古の海にも陸にも新たな基地は造らせない」との信念を貫く決意であり、平和行進が辺野古から出発することについて、意義深く感じております。
 結びに、参加者の皆様におかれましては、体調には十分注意され、核兵器の廃絶を訴えて平和行進を無事終えられることを祈念するとともに、皆様方のご活躍とご健勝を祈念申し上げ、私のメッセージとさせていただきます。
   平成25 年6 月16 日
    名護市長  稲嶺 進

2013年6月9日日曜日

生活保護制度の改悪に反対

 国会では、生活保護の申請をはねつけ、利用者を追い出す生活保護法改悪案と生活困窮者自立支援法案が今月4日の衆院本会議で、自民、公明、民主、維新、みんなの各党に加え、生活の党も賛成に回り、賛成多数で可決し参院に送られました。日本共産党、社民党は反対しました。国民の命を脅かす悪法に自民・公明はじめ野党4党も加担する異常事態です。衆院の審議はわずか2日、本会議採決では討論さえ行われませんでした。
 生活保護を申請する際、これまで口頭でも申請できたのに、改悪案では、書類提出を義務付け、窓口で申請をはねつけることを可能にします。扶養義務者に対する調査権限を強化し、保護開始の要件ではない扶養義務の履行を強いることで申請を抑える内容になっています。
 貧困と格差の拡大が続くなかで、各地で餓死や孤独死が絶えません。人間が人間らしく生き、そして人生をまっとうできるように、社会保障を充実させなければいけません。巨額の内部留保をため込んでいる大企業には減税し、庶民には消費税増税、そして生活保護の切り捨て。参議院選挙で、国民のいのちとくらしを守る政治への転換をはかりたいものです。
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「しんぶん赤旗」6月8日付

◆小池晃のいけいけコラム

 生活保護制度の大改悪が強行されようとしています。自公民、維新、みんなに加えて、生活の党も賛成しました。許せないことです。
 昨年1月に札幌で、40代の姉妹が孤立死する事件がありました。当時、北海道民医連の看護師さんから聞いた話が忘れられません。
 お年産が、何度も区役所に生活保護の申請に行ったのに門前払いされ、先に自宅で脳出血で亡くなられたようです。
 同居していた妹さんには知的障害があり、「一人で外に出てはいけない」と言われていて、それを忠実に守ったのではないか。看護師さんは、涙ながらに語っていました。
 残された妹さんの携帯電話には「1,1,1…」と打ち込んだ跡があったと。119番か110番か。どんな思いで救いを求めていたのか。
 いま政治が真っ先に取り組むべきことは、生活保護を受けるべき人が、もれなく受けられるようにすることです。それとは逆に、受けにくくする制度改悪なんて、とんでもありません。
 社会保障は、カネで買う商品でも、恵まれない人への施しでもないのです。近代社会の基本原則であり、憲法25条で保障された国民の権利であり、国は最優先で保障しなければならないのです。
 餓死や孤独死を一人も出さない国へ。日本共産党の勝利で、いのちを守る政治をつくりましょう。 (党副委員長)

2013年6月3日月曜日

6・2 NO NUKES DAY 全国から押しよせた反原発の大行動

今日は、東京・明治公園で開かれた「原発ゼロをめざす中央集会」と「0602反原発☆国会大包囲」行動に参加しました。朝の天気予報では、一日曇りだったのですが、昼前から晴れて日差しが強くなり、腕が真っ赤に日焼けしてしまいました。原発をなくす全国連絡会主催の明治公園での集会には、全国から1万8000人が集まり、いまだに放射能放出と内部被曝の危険にさらされ続けている福島県と東日本の実態が告発され、玄海原差し止め発訴訟伊方原発をとめまっしょい☆若者連合、柏崎刈羽原発再稼働反対、島根原発・エネルギー問題連絡会の活動が報告されました。
集会後3コースに分かれてデモ行進。その後は、国会前に移動して、首都圏反原発連合主催の国会大包囲行動に参加。「さようなら原発1000万署名」市民の会主催の「6・2つながろうフクシマ!さようなら原発集会」の参加者も合流して、大デモンストレーションを繰り広げました。

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