2014年8月10日日曜日

イスラエルはガザ地区への無差別攻撃を止めよ

 「イスラエルがガザ地区への本格的な攻撃を始めた7月8日以降、パレスチナ人の死者は少なくとも1900人、イスラエル側は67人(ほとんどが兵士)となっている。国連(UN)はパレスチナ人死者の少なくとも1354人が民間人で、子供は447人としている」 2014年 08月10日、AFPBB News は報じました。
 圧倒的な軍事力を持つイスラエル軍が、罪のないガザの市民を虐殺しています。何故、イスラエルはこんなにひどいことをするのでしょうか。
 2008年12月~2009年1月のガザ紛争時に、「イスラエルによるガザへの攻撃の中止を求める緊急アピール」(2009年 1月4日、世界平和アピール七人委員会=委員: 武者小路公秀、土山秀夫、大石芳野、井上ひさし、池田香代子、小沼通二、池内了)に示された平和的解決への努力が行われなかった結果、イスラエルの無法な戦争を許してしまっているのです。それは、「国連と各国政府が、ガザ地区における市民の窮状を深刻に受け止め、現在の惨状に対し、無条件での停戦を求め、事態の解決に向けてただちに人道的立場に立った紛争解決の仲介の労をとることを求めます。国連をはじめとする国際社会は、これまでもガザ地区における市民生活の支援に努めてきました。このたびの人道危機については、国連人道問題調整事務所や市民団体などが重大な関心を寄せています。私たちは、国連と各国政府に、目下の壊滅的な市民生活への支援をいっそう強化することを求めます。」
 イスラエルによるパレスチナへの無差別攻撃を止めさせることが平和的解決への第一歩です。パレスチナ人の平和的生存権(平和に生きる権利)を保障するために、国連と各国政府の努力を強く求めます。
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ガザ地区、停戦後の空爆100回以上に 新たに5人死亡
2014年 08月10日

【AFP=時事】イスラエル軍は9日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への空爆を40回行い、ガザの救急当局によれば、少なくともパレスチナ人男性5人が死亡した。
 8日に72時間の停戦が終わった後にイスラエルが実施した空爆は9日までに100回以上となり、パレスチナの医療関係者によるとこれらの空爆で10人が死亡した。
 9日に死亡した5人のうち2人は難民キャンプをバイクで通り抜けているときに空爆に遭い、3人は空爆で破壊されたモスクのがれきから遺体で見つかった。パレスチナ内務省は、イスラエル軍機が3か所のモスクを破壊したと発表。うち少なくとも2か所は、ハマスと関係があったとされている。
 ガザ住民のイブラヒム・タゥイール(Ibrahim Taweel)さんは、午前3時にイスラエル軍から電話があり、自宅から逃げろと言われたという。近くにあるモスクが空爆されるわずか5分前だった。「近所の人たち全員に教える時間はなかった。だから自分と隣家の人だけが逃げた。5分後にF16戦闘機が『ロケット』を次々と発射してモスクを破壊した」
 エジプトの首都カイロ(Cairo)での停戦延長の交渉がまとまらず、72時間の停戦は8日朝に期限切れとなり、戦闘が再開。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)は9日、ロケット弾14発を発射し、停戦終了後にハマスが発射したロケット弾は52発となった。8日にイスラエルの市民と兵士各1人が負傷したが、9日はイスラエル側に負傷者などの被害は報告されていない。
 イスラエルがガザ地区への本格的な攻撃を始めた7月8日以降、パレスチナ人の死者は少なくとも1900人、イスラエル側は67人(ほとんどが兵士)となっている。国連(UN)はパレスチナ人死者の少なくとも1354人が民間人で、子供は447人としている。

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