2013年11月10日日曜日

福島原発事故 絶望から希望へ(DVD)

 原発をなくすいわき市民の会が制作した、ドキュメントDVD「福島原発事故 絶望から希望へ」を見ました。
 第1章「絶望」では、双葉町の病院に勤めていた看護師さんの原発事故当時の生々しいお話し、楢葉町からいわき市に避難してきた金井さんと、同じく楢葉町にある宝鏡寺の住職である早川さんのお話しを聞きました。楢葉町は昨年、「避難指示解除準備区域」とされ、立ち入りが許され除染作業がされていますが住むことはできません。住宅ローンは残り、この先の見通しがまったく立たない生活を強いられています。自宅でくらせない被害者は14万人におよんでいます。
 第2章「危機」は、高い放射線量のなかで十分な身分保障や手当の支給もなく働かされている原発労働者の告発です。2012年7月から12月まで福島第一原発で働いていた上地さんのお話しは、作業現場の危険でずさんな実態をあらわにしていました。
 第3章「希望」では、危険な福島第一原発作業現場での事故から労働者を守り、下請け労働者への危険手当支給を勝ち取るために声を上げ、東電と交渉する粘り強い活動が紹介されました。また、楢葉町から避難してる早川さん、金井さんをはじめ原発避難者39人が東電を相手に損害賠償を求めて提訴し、たたかっています。原発をなくすいわき市民の会は、こうした活動を支援して「国の責任で原発労働者を守り、事故を収束させること」「原発事故による実際の被害、精神的被害に対して完全賠償すること」「原発事故を繰り返さないために原発をゼロにすること」を求めています。
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 原発事故による避難生活者は、いわき市だけでなく全国にちらばっています。東電の無責任な対応を追及して完全賠償させること、廃炉・収束作業を国の責任で行い、労働者の安全に最大限の配慮をすることは喫緊の課題です。多くの人にこのドキュメンタリーを見ていただきたいと思いました。1枚500円で販売されています。 お申し込みは、FAX  0246-27-5914 (会事務局)まで。お問い合わせはTEL  0246-27-5911 へ。
日本共産党いわき市議団のHPを参照してください。 http://pub.ne.jp/jcpiwakishigidan/
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