2011年12月12日月曜日

希望 ―命のメッセージ―

タイトルは、JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)代表の鎌田實さんと同事務局長の佐藤真紀さんによるフォトエッセイ集です。『希望-命のメッセージ-』(2011年、東京書籍)
 第Ⅰ部「東日本からの命のメッセージ」では、被災した石巻市の小学校、永厳寺境内での「不動の湯」の開湯を契機に、もっと多くの人にお風呂に入ってもら うために湊小学校に設置した「希望の湯」、被災者雇用創出事業(CFW=キャッシュ・フォー・ワーク)、外国人ボランティアとの交流、福島原発事故の深い 傷、子どもたちの作文や絵が紹介され、エッセイが添えられています。
 第Ⅱ部「「支援、命、希望について」では、被災して家族を失った人たちの悲しみ、子どもを支えることの大切さ、命の尊さ、温かい食べ物とお風呂の支援、弱い立場の人を支えることができる民主主義のあり方について鎌田さんが書いています。
 第Ⅲ部「イラクからの命のメッセージ」では、イラクでの医療支援を行なっているJIM-NET と交流のあるイラクの青年・子どもたちから、大震災で被災した東北の人たちに向けたあたたかいメッセージが紹介されています。
サマーワ出身でJIM-NETの資金援助で白血病の治療を受けたハウラさんが描いた赤い花の絵(愛の象徴)が、チョコレートのパッケージになって被災地にも届けられました。

今年のJIM-NETの「チョコ募金」は、イラクと福島の子どもたちを支援するための募金です。500円のうち300円はイラクの小児がんの子どもたちの 医療支援に、50円は福島の子どもたちを放射能からまもる活動に使われます。募金してくださった方には、カードつき缶入りチョコをプレゼント! 是非ご協 力ください。
http://www.jim-net.net/choco/

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